“なんか変?” “いつもと違う?” 気がついたらすぐ健診!

乳がん検診(マンモグラフィー)女性技師 対応

乳がんは早期発見なら治療・完治できる確率が高いがんと言われています。30代以降の女性は定期的に乳がん検診を受診されることをお勧めいたします。

乳がんとは?

乳がんは乳房にある乳腺にできる悪性腫瘍です。乳房はほとんどが母乳をつくる乳腺でできており、乳頭を中心に「乳腺葉」と「乳管洞」からなっています。乳腺は乳頭から樹木の枝のように放射状に広がり、その先に樹木の葉にあたる乳腺葉と呼ばれる母乳を作る器官があります。母乳を乳頭まで運搬する器官が乳管洞で、この乳腺葉を構成する細胞から乳がんの多くは発生します。 乳房のしこり・痛みなどを放置しておくと、がん細胞が増殖して乳腺の外まで広がり、リンパや血流にのって肺や肝臓、骨など乳房から離れた臓器にまで飛び火します。

20歳を過ぎれば乳がん年齢です。

日本では乳がんにかかる女性は年々増えており、日本人女性の20人に1人が乳がんになるといわれています。2017年には約9万人の日本人女性が乳がんにかかると予測(※1)されました。乳がんで亡くなる女性は2016年には1万4000人を超え、50年前と比べて7倍以上にもなっています。厚生労働省が発表した「人口動態統計(※2)」では、2017年の乳がんによる死亡数は14,285人[予測数:女性]と残念ながら増加し続けています。乳がんは、壮年女性(30〜64歳)のがん死亡原因第1位となっており、お若いからといって安心は出来ません。 最近の乳がんの発生は20歳過ぎからの若い世代で認められ30歳代ではさらに増えこれ以降は少し減少しますが、80歳代まで発生率は高いままで推移していきます。

※1:国立がん研究センター「がん情報サービス」がん統計>2017年のがん統計予測 ※2:厚生労働省人口動態統計[確定数]より(2018年6月1日発表)

国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」 女性の乳がん年齢階級別罹患率(全国推計値:2013年)

乳がん検診(マンモグラフィー)とは?

マンモグラフィとは乳房専用のレントゲン検査です。乳房を撮影代の上にのせて上下左右斜めから挟み、圧迫しながら撮影します。挟むことで乳房内部をはっきりと映し出すことができます。乳房を圧迫して撮影するため、多少痛みを感じることがありますが、痛みには個人差があり、乳腺の発達した方がより痛みを感じ易い傾向にあります。 また、月経前の1週間程度は乳房が張り、痛みに敏感になるため、乳腺がやわらかくなる月経後1週間~10日目頃に検査を受けることをお奨めします。 乳房のしこりや痛みの大半は乳腺症など良性のものですのでむやみに怖がる必要はありませんが、乳癌と判断しにくいものも多くみられるため、しこりや痛みを感じたり、いつもと違うと感じたらお早めにご受診ください。当院では、女性技師が検査を担当いたします。

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